access_time2018年1月26日 更新

賃貸契約でどのようなトラブルが起こってる?原状回復による貸主の負担とは

賃貸契約でどのようなトラブルが起こってる?原状回復による貸主の負担とは

アパートの賃貸契約をおこなう場合、さまざまなトラブルがあるというのはよく聞かれる話ではないでしょうか。特に貸主は、借主が家を退去したあとどの程度部屋の修繕が必要なのか気になる部分ではないでしょうか。

今回は、賃貸物件の原状回復について、具体的な例を交えながらどのようなトラブルがよく起こっているのか紹介していきます。

賃貸の契約でよく起こるトラブル

国民生活センターで紹介されている賃貸住宅の原状回復トラブルを紹介します。

借主側からの相談

・借りる前から傷がついていたのに、退去するとき修理代を請求された

・退去するとき、きれいに掃除したのにクリーニング代を請求された。

・壁や床に傷があるといわれ高額なリフォーム代を請求された

このような問題はなぜ起こるのでしょうか。それは、借主側が原状回復について正しく理解されていないだけでなく、貸主側も過剰に請求している場合ということ考えられます。借主に、「入居した当初からこのような傷があった」と言われないためにも、写真をとっておくのもひとつの方法です。借主・貸主側のどちらも認識のずれが、こういったトラブルを起こす引き金となっているのでしょう。

原状回復とはどこまでを指しているのか

国土交通省によると、原状回復とは以下のように義務付けられています。

「賃貸人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、貸借人の故意・過失、善菅注意義務違反、そのほか通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」

(参照はこちら

わかりやすく説明すると、「借主が故意や過失、または注意義務を怠ったことにより通常の使用の範囲を超えるような使い方をしている場合は、借主が負担すること」と書かれています。この文章によると、それ以外は借主が元の状態に戻すことが必ずしも必要ではないということを指しています。また、経年劣化による修繕は基本的には借主が賃料として払っているので、貸主が負担します。

貸主の負担はどこまでおこなう?

では、具体的に貸主はどこまで負担しなければいけないのでしょうか。基本的に貸主が負担する場合は、通常消耗と経年変化の2点の場合です。

(参照はこちら

家のカギ:カギを取り換える場合。

設備機器:経年劣化による設備機器の破損。

壁:壁紙のクロスの色の変色。エアコンやテレビ、冷蔵庫をおいたことによる跡。

建具:地震など自然災害によって破損した窓ガラス。

床:日焼けなどによる変色。家具による床のへこみ。

部屋全体:次の人が使うための消毒。

この内容を見ると、基本的に経年劣化による汚れは貸主負担となることがわかります。例えば、日焼けやテレビ・エアコンによる電気焼けです。また、基本的にハウスクリーニングは貸主負担です。次の方のために浴槽の取替、トイレや台所の消毒なども含まれます。

一方、借主が手入れや管理を怠ったことによる汚れは負担する必要はありません。例えば、台所で料理をつくることによりコンロが汚れてしまった場合、その後の手入れを怠ったことにより汚れが取れなくなってしまった場合は借主負担です。

台所の壁が汚れるのは経年劣化になりますが、借主がその管理を怠ったことによる汚れの場合は、借主負担となります。見極めが難しい部分はありますが。借主がどのように使っているかということがひとつの目安となっていくでしょう。

賃貸契約で起こるトラブルは原状回復によるものが多い

賃貸契約では、さまざまなトラブルがつきものです。今回紹介したように、退去時の原状回復による相違の認識のずれが大きな問題になっています。もし、借主側から納得できないといわれた場合でも、具体的に説明できるように、どのようなものがどちらの負担になるのかということを、あらかじめ知っておきましょう。

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