access_time2017年1月18日 更新

管理組合の運営は結構ツライ!法人化することで得られるメリットって何?

管理組合の運営は結構ツライ!法人化することで得られるメリットって何?

こんにちは、自称“不動産業界の申し子”、コンサルタントF山です。

一般的にマンションの資産価値を維持・向上させるのは、ハード面では定期的な改修、ソフト面では健全な管理組合の運営、これらの一体化によるものといわれています。「そうはいっても、健全な管理組合の運営ってどうすればいいの?」と思いますよね。その切り札の一つが「管理組合の法人化」なんです。一体どんなメリットがあるのか、お伝えしていきましょう。

管理組合の抱える問題はいろいろ

H田さんは、会社へのアクセスの良さと環境が気に入り、10年前に現在のマンションを新築で購入しました。マンション完成から10年が経った現在、入居者は完成当時から住んでいる人たちと新しく入ってきた人たちに分かれていて、人付き合いの得意なH田さんは、いわば調整役として両方から何かと相談を持ちかけられることが多いそう。そんな経緯もあり、このたびH田さんは管理組合の役員に選出されることになったのです。

しかし、比較的おせっかいな性格のH田さんでも、やはり管理組合を任されるとなると対処しきれない問題が多々あるようで……。たとえば「日常的な管理業務や修繕の問題などが煩わしく、管理組合の役員のなり手がいない」「管理費を長期に滞納している住人がいる」など挙げればキリがありません。

たくさんの問題を前に頭を抱えていたある日、H田さんは管理組合の法人化が増加していることを知りました。

管理組合の法人化のメリットってどんなことがあるの?

H田さんが管理組合の法人化を検討するにあたり、まず気になったのは「一体どんなメリットがあるの?」ということ。管理組合を法人化しない場合と比較して、具体的に勉強していきましょう!

【メリット1】不動産登記での名義人になれる

法人化していない管理組合が不動産を取得する場合は、理事長個人名義で登記簿に記載しなければなりません。そのため理事長が変わるごとに、所有権移転登記が必要で、その手間と登記費用が生じます。法人化することで管理組合が権利義務の主体となりますので、不動産などの財産登記が比較的容易にできるように。たとえばマンションの集会室や管理人室などを管理組合法人名義で登記することが可能になります。

【メリット2】法人名(組合名義)での銀行口座などが開設できる

管理組合に関連する銀行口座を開設したい時、法人化していない管理組合では、理事長の個人名義で開設することになります。そのため、管理組合の財産と理事長個人の財産の区別が曖昧になりかねません。口座開設だけでなく、あらゆる契約などが法人名義で可能になることで、よりクリーンな運営体制を実現することができます。

【メリット3】訴訟なども速やかに行えるようになる

管理費や修繕積立金の滞納や規約違反などで困っている管理組合も少なくないのではないでしょうか?管理組合を法人化していない場合は、理事長個人が訴訟の名義人とならざるを得ないため、理事長に重いプレッシャーがかかります。その重責から訴訟途中で理事長を交代するようなことがあれば、事態がいっそう複雑化することもありえます。法人化によって訴訟や調停などの法的措置がより実行しやすくなります。

【メリット4】大規模修繕工事などの資金調達も容易に

管理費や修繕積立金の滞納や規約違反などで困っている管理組合も少なくないのではないでしょうか?管理組合を法人化していない場合は、理事長個人が訴訟の名義人とならざるを得ないため、理事長に重いプレッシャーがかかります。その重責から訴訟途中で理事長を交代するようなことがあれば、事態がいっそう複雑化することもありえます。法人化によって訴訟や調停などの法的措置がより実行しやすくなります。

 

このほか、法人化によっていわゆる“寄合所帯的”な意識が薄れるとともに、運営が安定し、組合員である住民の意識も活性化につながるといった、目に見えないメリットもあります。後日、H田さんは上の階に住む理事長に助言したとのこと。現在は法人化に向けた具体的な動きを進めているそうです。

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次回も、コンサルタントF山がちょっと難しい不動産用語を分かりやすく解説します。どうぞお楽しみに!



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