access_time2017年8月14日 更新

空き家が増え続ける原因とは?空き家問題の現状や問題点に迫る!

空き家が増え続ける原因とは?空き家問題の現状や問題点に迫る!

昨今、空き家が増えすぎているという社会問題が起こっています。国土交通省では、「空き家等対策の推進に関する特別措置法」というものが作られ、空き家を活用するための対応が必要だと考えられています。

では、なぜここまで空き家が増えてしまったのか、空き家が増えている原因などもご紹介していきます。

 

アパートはどれくらい空き家になっている?

総務省がおこなう平成25年住宅・土地統計調査によると、全国の総住宅数は6,063万戸あり、5年前に比べて5.3%増加していることがわかりました。一方、空き家数は820万戸あり、同じく5年前に比べて8.3%増加していることがわかっています。総住宅数における空き家率の割合は、年々増加しており過去最高の数値となっています。(平成25年度)

この結果から、空き家が増えすぎて深刻な事態が起こっていることがわかります。

空き家になる原因は?

そもそもなぜここまで空き家が増えているのでしょうか。空き家が増えてしまう原因は、新しい住宅をつくりすぎているということが考えられるでしょう。例えば、賃貸住宅では、新しく建てられた住宅は特に人気が高く予算があえば、新しい家に住みたいと思う方が多いでしょう。

また、昔に比べてひとり暮らしの人や、高齢者が増えたことから今まで使われていた住宅の需要も低くなっている可能性も考えられます。増えてしまった空き家を解体するには、多額の費用がかかってしまいます。また、更地にしてしまうと相続税評価額が大幅に上がってしまい、固定資産税も最大4.2倍に増えてしまうこともあります。

もし空き家を解体するのであれば、あらたにアパートなどを建てなくてはいけません。しかし、ここまでの費用をかけてまでも、古くなった住宅をこわし、アパートを建て直すと考える人は少ないのではないでしょうか。

空き家が増えるとどのようなリスクがあるのか

空き家がどんどん増える状況が続くと、いろいろなリスクが考えられます。まず、古くなった建物がどんどん増え、住んでいる人が減っていくためさらに老朽化がすすみます。また庭の雑草などが増え、街の景観も悪くなっていくでしょう。さらに、不審者が勝手に家に侵入したり、粗大ごみを放置したりしていく人も増えていきます。古い建物やごみが増えると、放火などが増える可能性もあります。

このような状況が進むと、どんどん人口が減っていき、新しく引っ越してくる人も少なくなることが考えられます。自治体の財政においても大きな問題となることが考えられるでしょう。

空き家になっても地主が困らないのはなぜ?

これほど空き家が増えているのに、なぜ地主はそれほど困っていないのでしょうか。それは、一定期間「家賃保証」があるから、地主も大幅に収入が減ると考えていないからです。もし、家賃収入が保証家賃額を下回った場合でも、「家賃保証は」差額分を補ってくれます。

しかし、どれだけ長い間「家賃保証」の契約を結んでいたとしても、建物が古くなると家賃も下がり、保証賃料も下がることが考えられます。このような事実を、地主は把握しないで契約していることもあります。また、不動産業者がきちんと説明していないことが考えられるでしょう。

このようなことが起こっていることから、国土交通省は「サブリース契約」の説明を義務化し、将来の家賃が減る可能性について説明義務があるという制度改正をおこないました。

少しずつ日本の人口が減り始めていますが、世帯数は増えています。このような状況がこのまま続くとさらに、住宅が増えすぎてさらに空き家が増えていくでしょう。これからは、さらに空き家問題に対して自治体の取り組みなどの整備が必要となっていくでしょう。

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