横須賀市の人口減少と藤沢市の人口増加を比較

access_time2017年8月17日 更新

横須賀市の人口が減った理由や問題点とは?増加傾向の藤沢市との違いについて

横須賀市の人口が減った理由や問題点とは?増加傾向の藤沢市との違いについて

横須賀市は、三浦半島に位置し、東京湾、相模湾に面する神奈川県南東部の都市です。東京湾に浮かぶ自然島・猿島、軍港めぐりや海水浴など多くの方がおとずれる観光スポットとなっています。

しかし、横須賀市は人口が年々減っているという問題を抱えています。なぜこのような現象が起こっているのか、また人口が増え続けている藤沢市とはどのような違いがあるのかについて紹介していきます。

横須賀市はどれくらい人口が減っているのか

横須賀市では、横須賀市の魅力、住みよさなどを多くの方に知ってもらうために「市民アンケート」をおこないました。調査結果によると、以下のような回答が得られました。

・海や緑など自然環境に恵まれている

・米軍記事・自衛隊がある「基地のまち」

実際に横須賀市に住んでいる人は、8割以上の方が「今住んでいるところに住み続けたい」「横須賀市内のどこかに住み続けたい」という高評価を得ています。

しかし、現実は年々人口が減り、2013年には人口減少数が全国トップという記録を作ってしまいました。横須賀市の中でも高級住宅地といわれている「湘南高取」「ハイランド」では大幅に人口が減少しています。

国土交通省地価公示・都道府県地価調査によると、平成24年1月1日の湘南高取地区の地価は、平成25年1平方メートル当たり151,000円ですが、今年1月1日の地価を見ると、133,000円となっており約12%もダウンしています。また、「ハイランド」では、平成24年1月1日の地価は、1平方メートル当たり129,000円ですが、今年1月1日の地価を見ると、112,000円とこちらも約14%ダウンしています。

横須賀市が抱える大きな問題とは

なぜ、ここまで横須賀市の人口が減ってしまったのでしょうか。横須賀市には、リアス式海岸のように谷が入り組んでいる場所があり、この場所を谷戸地域と呼んでいます。この谷戸地域では、最近空き家が目立ち横須賀市の空き家率は12.2%と年々増加しています。

また、高級住宅地といわれている「馬堀海岸」については「津波浸水想定図」に含まれているため、2011年に起きた東日本大震災が起きたことから購入を控えるという動きもあるようです。

藤沢市に魅力を感じる人が多い理由とは

一方藤沢市では、少しずつ人口が増え続け、藤沢市駅近辺ではマンションなどの住宅も建てられています。藤沢駅前の平成24年1月1日の1平方メートルあたりにおける金額は1,4000,000円で平成29年1月1日の調査では、1,460,000円と5年で5%も地価が上がっています。

では、都心へのアクセスはどの程度影響しているのでしょうか。横須賀市から品川駅までは京浜急行線の快速特急で約45分、藤沢市からはJR・小田急線を使って約42分とさほど変わりありません。

ただし、新宿駅まで行く場合、横須賀市からは約65分かかり、品川からJRに乗り換えが必要です。一方、藤沢駅からは約50分で着き乗り換えも必要ありません。このような理由から藤沢市の人口が増え続けている理由のひとつと考えられるでしょう。

横須賀市の取り組み

横須賀市はこれらの問題を踏まえて、いろいろな改善策を考えています。

ひとつは、「子どもが主役になれるまち横須賀」というもので、住んでよかったと思えるまちづくりを目指しています。横須賀市の助成金(子育てファミリー等応援住宅バンク助成制度)や治安の良さを前面に押し出し、多くの人に横須賀の魅力を伝える努力をしています。

また、先ほど紹介した谷戸地域では、「谷戸モデル地区空き家バンク」というものが行われています。これは、積極的に土地・家屋の有効活用をするために活性化をはかることを目的としています。空き家バンクに登録された物件には、リフォーム費用の助成や家財等の片付けの費用なども助成されるので、最近では物件を閲覧する人も増えているようです。

横須賀市は「選ばれるまち、横須賀」を掲げ、これ以上人口が減らさないためにいろいろな努力を行っています。これからどのように変わっていくのか注目していきたいところではないでしょうか。

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