access_time2017年3月29日 更新
最近よく聞く無担保ローンはメリット・デメリットを知るべし!

こんにちは、自称“不動産業界の申し子”、コンサルタントF山です。
最近、よく耳にするようになった「無担保住宅ローン」。興味はあるものの、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。一般的な住宅ローンとは何が違うのか、メリット・デメリットは何なのか、気になる無担保住宅ローンを解説します。
セカンドハウスの購入に、なぜ「無担保住宅ローン」?
E村さんは、伊豆半島のリゾート地にあるセカンドハウスを購入するにあたって住宅ローンを検討していました。そんな時に釣り仲間の知人から勧められたのが、「無担保住宅ローン」でした。
そもそも無担保住宅ローンとは、文字通り担保が不要な住宅ローンのこと。住宅ローンといえば、当然ながら担保がつきものですよね。それなのに無担保住宅ローンは担保なしで融資をしてくれるわけですから、E村さんは「そんなうまい話があるはずない」と、訝しげに知人の話を聞いていました。実際メリットもあれば、もちろんデメリットもあります。
無担保住宅ローンのメリットは「手続きが簡単」「融資が早い」
◎審査から融資実行までが迅速に進む
無担保住宅ローンは担保設定の手間がいらず、設定費用もかかりませんので、通常の住宅ローンよりも審査がスピーディーなのが特徴です。融資も素早く受けることができます。
◎セカンドハウス取得を目的としたローンが容易に組める
通常、セカンドハウス購入を目的とする場合には住宅ローンが組めないことがありますが、無担保住宅ローンならOK。セカンドハウス以外にも、中古マンションなどを安価で購入して自由にリノベーションして暮らす--。そんな夢の後押しもしてくれます。
デメリットは「金利が高い」「融資額が低い」「返済期間が短い」
◎金利が高めに設定されている
無担保という特性上、金利は通常の住宅ローンよりも1.0~1.7%ほど高めに設定されています。
◎融資限度額が低い
無担保住宅ローンの融資限度額は、ほとんどの上限が1000万円とされています。
◎返済期間が短い
通常の住宅ローンは30年以上の長期借り入れが可能ですが、無担保住宅ローンは最長でも15~20年程度です。
次回も、コンサルタントF山がちょっと難しい不動産用語を分かりやすく解説します。どうぞお楽しみに!