access_time2016年12月20日 更新

更新料や礼金は実は日本独特の仕組みだった!!

更新料や礼金は実は日本独特の仕組みだった!!

「預り金」には見直しが必要?

日本経済新聞は、オフィスビルに入るテナントがオーナーに支払う「預り金」が過去最低水準にまで下がっている、と報じました。

預り金とは敷金や保証金など、賃料とは別にオーナーに支払うお金のことで、退去時に現状回復費用を差し引いて返還されるのが一般的な仕組みとなっています。オーナーはこの預り金を金融機関などを利用して、自身の資産運用などに充てている人もいますが、今日では日銀によるマイナス金利政策などにより、利益を得ること自体が厳しくなってきているという現状もあります。

そこで今、この「預り金」という日本独自のシステムが、見直しを迫られているのです。

外国人利用者も分かりやすいシステムに移行が必要

理由の1つとして挙げられているのが、外国人利用者に分かりにくい取引システムであるという点です。人口の減少が続いている日本では、空家や空室が増加している状態です。そのため、外国人入居者や海外投資家を上手く付き合っていくことは、オーナーにとって大きなメリットがあると言えます。そのため、外国人にもわかりやすいシステムへの転換が急務となっているのです。

もちろん、敷金というシステムは欧米にもあり、ビルのテナントでも家賃の約3ヵ月分が一般的です。Security Depositやペットを飼う場合にはPet Depositといった名称がつけられています。

一方、東京では最低水準に下がった現在でも欧米の約3倍の9.1ヵ月分と大変高額になっています。

このように更新料や礼金というシステムがここまで普及しているのは日本だけであり、外国人にはわかりづらいシステムとなっています。

日本人にも現行システムに疑問を抱く人が多い

外国人だけでなく日本人の中にも礼金や更新料の支払いに疑問を感じ、入居者が裁判を起こすケースもあります。それ以上に、最近は空家が増加しているので、オーナー側も敷金や礼金を0円として他物件と差別化を図り、賃借人の獲得に専念しないといけないという状況も市場の変化の後押しとなっています。日本の不動産業界に古くから存在するシステムが大転換を迎える日も近いかもしれませんね。



関連記事

あなたにオススメ

menu