access_time2017年3月16日 更新
意外な盲点?住宅ローン借り換え時には費用のことまで考えよう

こんにちは、自称“不動産業界の申し子”、コンサルタントF山です。
昨今、マイナス金利で住宅ローンの金利も下がり、ローンの借り換えを検討する人は少なくないようです。確かに、うまくいけば毎月のローン返済額が減らせますから魅力ですよね。
でも、そこで忘れてはならないのが「借り換えの諸費用」です。今回のコラムでは実際にかかる費用について説明していきますので、住宅ローンの借り換えを行う際の参考にしてみてください!
住宅ローンの金利が下がる今、借り換えの好機到来!?
15年前に住宅ローンを借り入れて、新築の一戸建てを購入したM谷さん。その時と比べると、現在は住宅ローンの金利がずいぶんと下がっています。M谷さんは「今こそ、住宅ローンの借り換え時ではないか!」と思い立ち、大手のメガバンクからネット銀行まで、借り換え先の候補となる金融機関をいろいろと調べて検討しているところです。
借り換えの諸費用、手数料は意外とかかる!
住宅ローンを借り換えることで、確かに総返済額は削減できる可能性は高くなります。浮いたお金をお子様のこれからの教育費などに回せるかもしれません。ところが、借り換えの諸費用や手数料は新規借り入れと同じようにかかることを、すっかり忘れている方が多いのも事実。ここで今一度、勉強しておきましょう。
その借り換え、本当にメリットがあるか考えてみましょう
たとえば、借り換えローン3,000万円を30年で返済する場合、諸費用の概算は70~80万円程度になります。決して安くはない金額でしょう。M谷さんはこの事実をうかつにも失念していました。費用を支払うことは可能ですが、本当にこの時期に借り換えをする必要があるのか、メリットはどれくらいあるのか、改めて考え直してみることにしたそうです。最近はローンの借り換えを促す広告なども目につきますが、「お得」という言葉に踊らされずに慎重に検討することが大切ですね。
次回も、コンサルタントF山がちょっと難しい不動産用語を分かりやすく解説します。どうぞお楽しみに!