access_time2017年4月5日 更新
必ず知っておきたい!住宅ローン控除ってどうやって申請するの?

こんにちは、自称“不動産業界の申し子”、コンサルタントF山です。
住宅ローンの審査を通過し、夢の我が家を手に入れた方、おめでとうございます!ところで、住宅ローン控除の申請はすでにお済みですか?
初めて住宅ローン控除の申請をするという方に向けて、申請方法や確定申告に必要な書類などのアドバイスをお伝えしていきます。
住宅ローン控除って、購入した翌年に確定申告なの?
U田さん一家は住宅ローンを借り入れて、ようやく念願のマイホームを購入しました。U田さんは、一足先にマイホームを手に入れた会社の同僚Y本さんから、住宅ローン控除を受けるには確定申告をしなければならないという話を聞いてビックリ。
住宅ローン控除という制度は何となく知っていますが、詳しいことはよく分かりません。ましてやサラリーマンであるU田さんにとって、確定申告は未知のものです。そこで住宅ローン控除の詳細や申請方法を、同僚に教えてもらったり自分で調べたりして勉強することにしました。
住宅ローン控除ってどういう制度なの?
住宅ローン控除を簡単に説明すると、年末の住宅ローン残高の1%がその年の所得税から10年間控除される制度です。金融機関などから住宅ローンを借り入れた場合は、住宅ローン控除の対象となります。ただし、次のような条件が必要ですので、覚えておきましょう。
・所得が3,000万円以下であること
・組んだ住宅ローンの期間が10年以上であること
住宅ローン控除の申請は、どうするの?
給与所得者の場合、所得税は毎月の給与から源泉徴収されているため、確定申告を行うことで、すでに納めている所得税・住民税などから戻ってくることになります。詳しくは下図のフローをご覧ください。確定申告の手順については「確定申告のやり方はこれで完璧!方法とポイントを徹底解説!」で解説しています。
住宅ローンの控除は、家を建てた次の年に確定申告で申請します。会社員の方は初年度のみ確定申告をする必要があるので、お忘れなく。次年度以降は会社の年末調整で住宅ローン控除が受けられるようになります。一般的な確定申告と違って1月1日から申告することができます。住宅ローン控除の還付申告は過去5年間有効ですが、できるだけ翌年に確定申告をして還付を受けるようにしましょう。
住宅ローン控除に必要な書類って?どこで受け取るの?
まず税務署で「確定申告書(A)」と「住宅借入金等特別控除額の計算明細書」を受け取ります。直接、税務署に足を運ぶことができない場合は、国税庁のサイトからダウンロードすることもできます。
それ以外にも、U田さんと同じく会社員の場合、次の書類を揃える必要があります。
どのように記入すればいいか分からなくても大丈夫。確定申告会場の相談窓口で、税理士さんなどが丁寧に書き方を指導してくれます。そのとき、うっかり書類を忘れることのないように気をつけましょう。
次回も、コンサルタントF山がちょっと難しい不動産用語を分かりやすく解説します。どうぞお楽しみに!