住宅ローンの繰り上げ返済には注意が必要

access_time2017年4月13日 更新

住宅ローンの繰り上げ返済に隠された落とし穴があるってホント!?

住宅ローンの繰り上げ返済に隠された落とし穴があるってホント!?

こんにちは、自称“不動産業界の申し子”、コンサルタントF山です。

住宅ローンを抱えている方のなかには、できれば繰り上げ返済で早期返済を目指したいと考えている方も多いのではないでしょうか。なるべく早めに住宅ローンという肩の荷を下ろしたいという気持ちはわかりますが、まずは慎重に考えてみてください。実は、繰り上げ返済には意外な落とし穴があるんです。

給料が上がった!そうだ、「繰り上げ返済」をしよう!

数年前に住宅ローンを借り入れて、東京近郊に中古の一戸建てを購入したH田さん。最近めでたく昇進して、収入も上がりました。この機会に、以前から気になっていた「繰り上げ返済」を本格的に検討したいと思い立ちました。繰り上げ返済によって定年退職前に住宅ローンを完済することが理想です。

繰り上げ返済をしたら、どんなメリットがあるの?

繰り上げ返済とは、毎月決まっている住宅ローンの返済額以外に住宅ローンの一部を返済することを指します。繰り上げ返済分は元金返済にあてられるので、元金にかかる利息が減り、返済総額も減るというメリットがあります。

当然ですが、返済期間を短縮できることも大きなポイントです。繰り上げ返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」があることをご存じでしょうか?期間短縮型は繰り上げ返済によって当初の予定よりも返済期間を短縮するもの、 一方の返済額軽減型は返済期間を変えずに返済額を軽減させるもの。期間短縮型の繰り上げ返済のほうが一般的ですので、そちらについて詳しく取り上げていきます。

繰り上げ返済による「利息の軽減」と「返済期間の短縮」はどのくらい?

それでは実際に繰り上げ返済をすると、どの程度、利息を軽減し、返済期間を短縮することができるのでしょうか?H田さんの例を挙げてシミュレーションしてみましょう。

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このように、繰り上げ返済によって総返済額や返済期間はもちろん、支払う利息も減らすことができます。この仕組みを最大限に活かしたい場合は、住宅ローンの借り入れ後できるだけ早めの時期に繰り上げ返済を始めることがポイントです。また、当然ながら繰り上げ返済する金額が多いほど、利息は軽減され、返済期間も短縮されます。

住宅ローン控除を受けているなら年末の繰り上げ返済はちょっと待って!

「12月のボーナスがちょっと多めに出たから、今月は繰り上げ返済をしよう」と考える方もいるのでは?「自分のことだ!」と思った方は、早まらずにちょっと待ってください。年末に繰り上げ返済を検討するなら、住宅ローン控除のことを忘れてはなりません。

住宅ローン控除とは、年末時点の住宅ローンの残高から1%にあたる金額を還付してもらえる制度のこと。12月に繰り上げ返済を行うと住宅ローンの残高が減るため、その分、還付される金額も減ってしまいます。住宅ローン控除を受けている間に年末の繰り上げ返済を考えているなら、1ヶ月だけ先延ばしにして賢くトクしましょう。

【合わせて読みたい】:必ず知っておきたい!住宅ローン控除ってどうやって申請するの?

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次回も、コンサルタントF山がちょっと難しい不動産用語を分かりやすく解説します。どうぞお楽しみに!



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