ホームインスペクションを活用する方法とは

access_time2017年8月28日 更新

中古住宅の売買に欠かせないホームインスペクションとは?2018年4月から施工される「インスペクションの活用」について

中古住宅の売買に欠かせないホームインスペクションとは?2018年4月から施工される「インスペクションの活用」について

中古マンションの購入は、できるだけしっかりと選び納得できる物件選びをしたいもの。しかし、新築に比べ住宅の劣化などいろいろな不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。そこで最近では、中古物件を買う前に住宅の診断をしてくれるホームインペクションを使う方が増えています。実際どのようなものなのか、また、2018年4月から施工される「インスペクションの活用」についてご紹介します。

ホームインスペクションとは

ホームインスペクションとは、住宅を診断するホームインスペクターが第三者の目線で、住宅の欠陥や劣化状態、または補強すべき場所などを診断します。中古住宅だけでなく、新築のマンションや建売住宅などでもおこない、専門家が建物の状態を確認することで安心して家を購入することができます。

ホームインスペクションの一次診断は、基本的に目視でおこなわれます。基礎や外壁の状態はどうなっているか、フローリングにカビが生えていないかなどを詳しく確認します。一次診断でわからないときは、二次診断をおこなうこともあります。費用は業者によってさまざまですが、一次診断で目視の診断する場合5~6万円、二次診断で機材を使う場合は10万円以上かかることがあります。

2018年4月から施工される「インスペクションの活用」とは

国土交通省では2018年4月から「インスペクションの活用」などの内容とする宅地建物取引業法の一部を改正する法律が成立されました。

こちらには以下のように記載されています。

・媒介契約において建物状況調査を実施する者のあっせんに関する事項を記載した書面の交付

・買主等に対して建物状況調査の結果の概要等を重要事項として説明

・売買等の契約の成立時に建物の状況について当事者の双方が確認した事項を記載した書面の交付

詳しく説明すると、

①不動産会社と媒介契約をおこなうとき、インスペクションをおこなう事業者の斡旋について記載したものを媒介契約書に記載すること。

②重要事項を説明するときに、買主に対してインスペクションの結果を説明すること。

③売買契約が成立したときに建物の基礎や外壁の状態など売主・買主が双方確認し、書面を交付すること。

ということが書かれています。

「インスペクションの活用」について考えられる問題点

インスペクションの活用について、いくつか問題点があげられています。

不動産会社からインスペクションをおこなう業者を紹介してもらうと、住宅診断を公平におこなうことができない可能性があります。なぜなら不動産会社の目線で住宅診断をおこない「第三者の目線」が保たれないからです。

例えば、不動産会社と利害関係のあるホームインスペクターが、住宅診断をおこなったとします。このような場合、何か不具合があっても利益のために買主に説明をしない恐れもあります。

またインスペクションを活用する人が増えると、ホームインスペクターの数が足りなくなるという問題があります。ホームインスペクターになるには、資格が必要なので知識についてそれほど問題はないでしょう。しかし、急にホームインスペクターを増やすのであれば、研修の強化をするなどいろいろな努力が必要となってくるでしょう。

インスペクションの活用は、中古住宅の販売を促す

これから住宅を購入する方は、不動産会社の情報だけでなく、第三者の目線で住宅の安全を確認してくれるホームインスペクターの存在は大きなものとなるでしょう。ただし、法律でインスペクションの斡旋を促すと、今までとは違った業務が増えさらに中古住宅の売買に時間がかかる可能性が高くなります。

しかし買主は、家を購入したあとに大きな問題がおこる可能性を減らすことができます。このようなインスペクションの活用は、これからどんどん増えていくでしょう。

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