access_time2017年10月29日 更新
不動産投資に成功する人と失敗する人の違いとは

「できれば手間がかからない方法で収入を得たい」「老後のことを考えて不動産投資を初めてみたい」という方が増えました。インターネットや雑誌で、不動産投資について取り扱うことが多く、富裕層だけでなくサラリーマンでも簡単に始められるものという考え方も広まっています。しかし実際どこまで成功している人がいるのか、サラリーマンでも不動産投資が可能なのかと考える方も多いのではないでしょうか。
実際どのような人が成功しているのか、また失敗する人の特徴などを紹介していきます。
不動産投資を安易に考えている人は失敗する
不動産投資を始める方はどのような動機で始める人が多いのでしょうか。なんとなく不動産投資は儲かるという話を聞いたからはじめてみたという方もいます。しかし、こういった方は、あまり自分でいろいろ勉強したり研究したりすることは少ないのかもしれません。
このような方は、不動産会社の営業の話などをそのまま鵜呑みにしてしまうこともあるでしょう。例えば、「この物件は価格も安いし、利回りがいいので今のうちに購入しないとすぐに売れてしまいますよ」などというように購入を勧められると簡単に契約をしてしまう方もいます。
不動産投資についていろいろ調べている人は、成功体験ばかりを見ている方もいるかもしれません。できれば、失敗体験もどのようなものがあるか見ておきましょう。失敗体験から不動産投資を始めるにあたり、あらたに見直す点が見つかることもあります。
具体的な目標を持っている人は成功する
不動産投資は多くのお金が必要です。いろんな本やセミナーなどに参加して勉強している方もいますが、やはり具体的な目標を持っている方が成功しやすいでしょう。ではどの程度いるのでしょうか。ただ、収入を増やしたい、将来に備えて貯金をしておきたいといった気持ちでは、人のいうことに流されてしまうかもしれません。
そこで、具体的な目標をつくるために、人生設計を立てることが大切です。まだ20代の方でしたら、結婚や家の購入など大きなイベントが待ち構えています。また子供が生まれたら教育費もかかります。また、子供が大きくなったら、今度は自分の老後についても考えなくてはいけません。
そのイベントごとにどれくらいお金が必要なのか、またどれくらいお金をためておけばいいのかなど、具体的に計算しておくことも大切です。あまりにも高い目標を持つと、そこにたどり着くまで時間がかかってしまうため、不動産投資へのモチベーションも下がる可能性があります。自分の身の丈に合った不動産投資の方法をまずは探してみましょう。
不動産投資のリスクを知ることも必要
不動産投資は株やFXと比べればリターンやリスクは少ないですが、もちろんいろんなリスクがあります。例えば、一番多いのが空き室です。せっかく不動産を購入しても借りる人がいないという状態が続けば、大きなリスクにつながることもあります。このような場合、住宅ローンを組んでいる方は、自分の貯金から払っていかなければいけません。
また、入居者がいても家賃を滞納する方もいます。入居者が少ない場合は、家賃を下げて入居者の募集をしなくてはいけないこともあります。さらに、地震など大きな自然災害が起きた場合など災害に備えておく必要もあるでしょう。
このように、大きなリターンやリスクは少なくても、長期的に見ればリターンだけではなく、少しずつ負債が増えてしまうということもあります。これから不動産投資を始めようとする方は、不動産会社の営業の話や、セミナーだけで判断するのではなく、具体的な将来のプラン・目標を定めてからはじめていきましょう。