不動産売買における二重契約に注意

access_time2017年4月7日 更新

不動産の売却業者でお悩みの方は二重契約にご注意!

不動産の売却業者でお悩みの方は二重契約にご注意!

こんにちは、自称“不動産業界の申し子”、コンサルタントF山です。

不動産売却をご検討中の皆さん、「不動産業者との二重契約のリスク」をご存じでしょうか?売買契約後に、契約違反による解除には厳しいペナルティーが課せられます。今回は実際にコンサルタントF山が遭遇した、Aさんの事例で学んでいきましょう。

Aさんは、不動産会社Bと不動産売買契約を締結

不動産売却を考えているAさんは、知人が懇意にしている不動産会社B社と専属専任媒介契約を結びました。ある日、AさんはB社から買主(Dさん)が見つかったという連絡を受けました。予想以上に早く買主が見つかり、喜ぶAさん。さっそくB社から契約に関する重要事項の説明を聞いた上で、不動産売買契約書を取り交わすことに。契約は無事に締結されました。

【合わせて読みたい】:媒介契約書には専属専任・専任・一般の種類があるって知ってた?

Aさんは心変わり、他の不動産会社C社とも売買契約を結んでしまい!?

ところが、その1か月後、Aさんのもとに不動産会社C社の営業マンが訪ねてきました。「B社が紹介したDさんよりも当社の方が高く買い取りますよ!まだ、B社が行ったDさんとの売買契約は無効にできますから!」初めはC社の勧誘を相手にしなかったAさんですが、毎日のように押しかける営業マンに言い切られて、「少しでも高値で売れるのなら……」と、その誘いに乗ってしまったのです。

結局、Aさんは不動産会社C社とも売買契約を結んで、権利書を渡してしまいました。これがいわゆる「二重契約」です。Aさんは何のためにB社と専属専任媒介契約をして、何のために不動産売買契約書に署名・押印したのでしょう。物件を高く売りたい気持ちはわかりますが……。恋愛で二股はご法度ですが、不動産の売買も同じです。

契約違反した場合、なんと売買金額の10〜20%を違約金として請求される!

AさんとDさんが締結した売買契約書には、さまざまな解除項目が並んでいますが、この場合は「契約違反による解除」に当てはまります。AさんはDさんから契約違反を理由とする契約解除によって売買金額の10%~20%を違約金として請求される可能性があります。今回の場合、Aさんは違約金として売買金額の20%をDさんに支払い、さらにDさんを紹介したB社に対しても手数料(売買金額の3%+6万円)を支払うことになります。不動産売買では高額な取引が行われるので、いったん契約を結んでしまうとAさんのように後からどんなにいい条件の話があっても一方的に契約を解除することはできません。もはや笑ってすませられる金額ではないですよね……。

売却の依頼先を選ぶときは慎重に、契約はもっと慎重に!

売却物件の査定のみであれば、複数の不動産会社に依頼しても問題ありません。そこで売却物件の相場価格を知ることができるのと同時に、各不動産会社の強みや営業マンとの相性なども見定められるはずです。

これらの情報を集めた上で、どこに売却を依頼するのか計画的に考えましょう。そして契約の際はAさんのような失敗がないように、慎重に行うことをおすすめします。

【合わせて読みたい】:意外に簡単かも!?不動産売買の流れをかんたん解説

 

次回も、コンサルタントF山がちょっと難しい不動産用語を分かりやすく解説します。どうぞお楽しみに!



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