シンガポールの経済鈍化の始まりについて

access_time2017年1月17日 更新

アジア金融の重要拠点、シンガポールの経済鈍化が始まった!?

アジア金融の重要拠点、シンガポールの経済鈍化が始まった!?

シンガポールで高層ビルオフィスの賃料が下降傾向

シンガポールでは供給が需要を上回り、高層ビルのオーナー達が伸び悩む経済の煽りを受けています。世界の主要都市の中でも唯一、眺めの良いオフィスの賃料が下降しています。ナイト・フランク社の調査結果によると、高層階の年間賃料が平米辺り7%も下降しています。他国を見てみると、上海は7.6%、香港は5.9%の上昇傾向です。

賃料下降の原因は過剰開発と経済鈍化

ナイト・フランク社の賃貸と代理店業務を束ねているトップのBeardmore-Grayは、シンガポールのマーケットには古典的な不均衡があり、比較的高いレベルの供給が元より存在し、それが過剰開発と経済の鈍化を引き起こし悪化させていると語っています。ナイト・フランク社のデータによると、第二四半期のシンガポールの空室率は9%、一方上海は3.3%と大きな開きがあります。プルームバーグのニュースでエコノミスト26人の調査が報告され、シンガポールの経済は第三四半期では0.1%程度縮小されるであろうと推察しています。

上海のオフィス需要を押し上げているのは創造産業とテクノロジーであるとBeardmore-Grayは語ります。上海は2009年以降に30万程の雇用を創出し、2020年までには更に10万程増えると予想しています。マンハッタンの高層ビルの第一四半期の平米単価は1701米ドルで、指数の中で二番目に高く、東京は1610米ドル、ロンドンは1226米ドルとあまり変化はありませんでした。

世界中で賃料成長が最も高い5つの都市の内訳は、なんと4つがアジア圏内であり、残り1つはトロントとなっています。



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