access_time2017年8月3日 更新
「花火が見える」マンションはどれくらいの資産価値がある?

住まい選びのポイントは人それぞれです。例えば、「駅の近くに住みたい」「おしゃれなマンションに住みたい」など気になるポイントはいくつかあるでしょう。また、眺めのいい高層マンションで「花火を見たい」という方もいるのではないでしょうか。
今回は、スタイルアクト株式会社がおこなった、2017年夏に開催予定の花火が見える首都圏にあるマンションと資産性の関係についての調査についてご紹介します。花火が見ることができるマンションはどの程度人気があるのかみていきましょう。
首都圏で開催される「花火大会」近辺物件の騰落率とは
今回の調査は、首都圏の主な18ヶ所で開催される花火大会を中心にした2km圏内におけるマンションの平均年間騰落率です。同エリア内で最も回数が高いマンションの騰落率を比較したデータを紹介しています。
※平均年間騰落率とは…新築時と比較した中古価格の騰落率を分譲されてからの年数で割った数値
この結果を見ると、花火大会が行われている場所から2km圏内の高層マンションは、他のマンションと比較して年間3.4%価格が落ちづらいということがわかります。また、5年間このマンションを保有すると17%の差がつくということもわかりました。それほど花火の見えるマンションは希少性が高く、人気があるということがわかります。
高層マンションは他のマンションに比べて資産価値が高い
高層マンションを建築するには、多額の費用をかけ高い技術を必要とします。特に高層マンションの場合、建物が高くなるほど揺れがおさまるまで時間がかかります。この長周期地震動について国土交通省から厳しい審査を受ける必要があります。
さらに高層マンションは他のマンションに比べ設備が充実しており「眺めがよい」「防犯面で安心できる」「共用施設が充実している」などメリットが多く、高層マンションに住むのがひとつのステータスともなっているのが人気の理由となるでしょう。
また、1981年に建築基準法が改正されているため、この年以降に建てられたマンションは、大地震が起きてもリスクが少ないといわれています。ただし、高層マンションは1981年以前に建てられたものであっても、多額の費用をかけているため安全なマンションが多いといわれています。それほど古くない高層マンションであれば、資産価値はなかなか下がらないというのが現状でしょう。
花火が見えるマンションの資産価値とは
また、一年に一度の花火大会を楽しみにしている方も多く、マンションを選ぶ条件に「花火がきれいに見える場所」にあるマンションを選ぶ人もいるほどです。インターネットで「花火が見えるマンション」と検索すれば、どれほどの方がこういったマンションを探しているのかがよくわかるでしょう。
さらに、夜景と花火がきれいに見えるマンションは、希少性が高く共有部分に花火をみるための部屋がある物件や、花火大会当日は屋上が開放されるなど設備が充実していることもマンション選びのひとつの条件となる方もいるようです。
そのため、このようなマンションは、価格が落ちにくいので将来売ることを考えても資産として十分価値があるのではないでしょうか。
「花火が見える」マンションは、希少性があり価格が下がりにくい
調査結果を見ると、花火が見えるマンションは希少性があり、価格がさがりにくいということがわかりました。さらに、駅が近いなどの条件が加わればさらに資産価値は落ちにくくなるでしょう。
このように高層マンションはいろいろなメリットが多く、将来売ることになってもアピールできる点が多いのが魅力です。マンションの投資するのであれば、高層マンションに限らず、アピールできる何かが必要となるでしょう。